今回の四国遍路の旅は、既に三年前からのテーマでした。還暦を迎えるに当たり、自分の体力と意志と気力を見極め、新たな出発点にすることが一番の目的でした。還暦は過ぎたものの、それを今日終える事が出来てたのは、本当に満足です。自分の事ながら、これから何をしてくれるのか、非常に楽しみにしています。そして、この旅を総括して見ようと思いましたが、なかなか難しい。無理してまとめるとこうなる。まず第一は、1764624歩、約1300kmを歩き通したが、最初の一歩があったからこそ動き出し、そしてその一歩を続けたからこそ達成出来たのだと。苦しい時でもこの一歩を出し続ければ、必ず目的地に着くと思いながら歩いた。だから、今までの生き方がそうであったように、強い意志を持ってその一歩を出し続けよう。第二に、この39日間に色んな人と出会い、色んな話をさせて頂いた。そして、色んな人生を歩まれ、色んな思いを持ちながらも、同じ道を歩み、同じ目的地に向かって歩いて行く。そして、追い越し追い越され、結果どこかで一緒になる。所詮皆
同じ。焦ることなく、自分のペースを大事に生きることが大切だと痛感した。そして、一期一会を大切にしよう。第三は今回歩き遍路をしてみて、本当に有り難いと思ったのは遍路宿があったから、出来たことだと思っている。また、こうした形で残っているのは、四国の遍路道だけではないだろうか。そう言う意味では、素晴らしい道である。したがって、遍路宿が今後続けて頂けるよう、お願いしたい。それこそ、色んな宿があって評判も色々あるものも、泊めて頂ける有り難さを一番痛感した。しかし、あまりにひどい所は自然に淘汰されるのが、世の常だと信じてる。第四は、自分が変わったかと言う点については、時間の中で見ていくしかない。ただ、間違いなく感謝の気持ちだけは今まで以上に持つようになった。食事を頂くことも、お接待を受けることも、心より感謝の気持ちを持って、受けることが出来るようになった。よくは分からないが、四国病になられる方は都会に帰り、綺麗になった心が薄れたのを取り戻すために戻っくるのではないかと。決してそうならないように努力
しよう。最後に、今回の旅に出るに当たり、遍路の衣装とずた袋を作って送り出してくれた妻と家族に、そして古い友人、テニスの仲間、仕事仲間で未だに付き合って頂いてる方々、皆様の暖かい応援があったから、頑張れたと思っています。この気持ちを忘れた時は、またこの辛いお遍路かな。この後は田舎に寄って、墓所で親父の三十三回忌をあげ、高野山にお参りし、東京へ帰ります。お付き合いの程、有り難うございました。皆さんの健康と心安らかな日々を心よりお祈り申し上げます。この後は、第二章温泉の旅を始めます。何年かけても、全国制覇を目指して頑張っていきます。やろしく
2010年4月6日火曜日
2010年4月5日月曜日
第八十七番札所長尾寺
やっと着きました。到着時間は16時25分、17時までには若干余裕を残す。民宿ながお路では旅館小松であった髭のおやじともう一人、それと一人で歩いてる静岡の女性と同宿になり、道中での話題で盛り上がった。言ってみれば、同士と言うところかな。みんなで頑張ったぞー
第八十五番札所八栗寺
この寺も大変な所だ。この志度寺に登るには、ケーブルカーを使う方法もあるぐらいのところだ。どんな所か想像つくでしょう。ただ良かったのは、登る途中にお接待所があって、今までで一番心温まるお接待をして頂いた。先客いて、話しを聞いていると野宿をし、1日に80kmも歩くと言うのだから正に忍者だ。何せ20時間歩くのが苦にならないと言う。それも歳が2つ下ときている。信じられな〜いの心だ。付き合ってられないので、お参りして納経所にいると彼も来てそこの人と話してた。その後また会ったら手に2つほど持っている。お接待に貰ったのだそうだ。やっぱり野宿遍路やるべきだ。みんな野宿遍路をやろー。アホぬかせ勝手にやれ
第八十三番札所一宮寺
前の寺からこの寺まで12km、思った以上に遠く感じた。何せ高松市内を抜けて屋島まで14km歩かねばならない。時間は2時、昼飯もまだ、おまけに屋島は山の上ときてる。結局、しんどい思いをして、何とか6時に着き、素晴らしい夕日を拝むことが出来た。有り難いことだ。全てに感謝
2010年4月4日日曜日
2010年4月3日土曜日
第七十五番札所善通寺大師堂
こちらが大師堂の山門だ。泊まった宿坊もこちらにあり、かなりの人数が泊まれる。宿泊施設としては、非常に充実しており、料金も安い。それ以上に、到着時の応対にはどこでも味わったことのない心地よさを感じた。本当に心よりお待ちしてましたと言うことだと思う。それと朝のお勤めである。宿泊者全員参加のはずであるが、今回は多分百名ぐらいではないかと思うが、壮観である。また、坊さんも総勢9名となかなかお目にかかることはない。おまけに大師様が祭られた下が真っ暗な地下になっており、そこにある錫杖に触れに行く。この暗闇、なかなかのもんだよ。一度経験する価値はあるね。とにかく、この宿坊は一度訪問することをお勧めする。無神論者からの信仰へのお勧め
2010年4月2日金曜日
今日は4月2日、残すところ4日
今日も雨のやうだ。まあ、残りが少ないことでもあり、春雨じゃ濡れて行こうなんて洒落て見ようかと思ってる。善通寺から坂出簡保までの32kmたが、お寺が六ヶ寺あり、最後が登りときてはどうにもならない。とにかく、辿り着くだけ。カウントダウン、フォー…
第七十二番札所曼荼羅寺
もう腹が減って、うどんのことしか頭にない。これを理解するためには、やはり一度遍路やるべきでしょうな。ただし、金と時間と決意、おっと一番忘れてはいけないのは、奥さんの暖かいバックアップ、これだけあれば、すぐにでも出かけられる。そうすりゃこの気持ち、十分に理解して貰えるね。どうしても寺と結びつかないね。しかたがねーや
第七十一番札所弥谷寺
この寺は弘法太子が修行した寺で、由緒の寺である。太子堂には、昔からの品々が残されていて、時代を感じさせる。ここは是非訪れる必要があるところ。ただし、入り口までも少々登りがあるが、本堂までは540数段ある。頑張って登れば、弘法太子に会えるぞー。会いたくない。失礼しました。罰当たりめ
2010年4月1日木曜日
第六十九番札所観音寺
第六十八番の神恵院はどうしたかって。そんなこと知ったことねーやと言いたくなる。何故なら、まさに隣同士で、おまけに納経所が一緒とくる。従って、おばちゃんが2寺分書いて600円取る。坊主丸儲けとはこのこっちゃねーか。もう少し考えて寺を選べ。ああ頭にきた
第六十六番札所雲辺寺
ここが最後の難所だ。これを乗り越えれば、後は楽勝のはず。しかし、登りばかりで、かなり辛い。高槻のUさんは近くのポンポン山と言うそうだが、標高600mをほぼ毎日五時間程度かけて登っているので、全く苦にならないようだ。後ろから見てても山登りのスタイルがどんなものか良く分かる。ゆっくりと着実に歩く。うさぎは駄目だ。やはり、亀にならなきゃ駄目。果たして、自分を変えれるか、駄目だろうなと思いながらの登って行った。朝出がけに、親父の三十三回忌の話しを度々出会うMさんにしたところ、回向そして戒名を入れて、唱えると言いと教えられ始めることにした。かなり感じが出てきて、真剣度が増した。最後まで頑張るぞ〜
登録:
投稿 (Atom)